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症例報告

公開·1名のメンバー

アトピー性皮膚炎

報告者 澁谷年英治療師


症例:H.Oさん 42才女性 三島市 会社員 

主訴:アトピー性皮膚炎による痒み


病歴:

生後すぐからアトピー性皮膚炎で中学まで(皮膚科でステロイド薬を処方)

中耳炎になりやすく、扁桃腺も頻繁に腫れる

15才ごろには治癒・小康状態

20才ごろ片頭痛

25才 肩こり

28才、ぎっくり腰(以後2回)

38才、子宮筋腫(検診にて発覚)

39才からアトピー性皮膚炎が再発

皮膚科、整体などへ通うが効果なく、知人の紹介で来院


初診時:

アトピー発症部位 首~胸 両肘窩~手掌 背中 肋骨下 腹部 など

全く汗をかかない乾燥肌、色白でふくよかな体型、冷えなどはない。


処方: 

To/2d+c+a+L2~S1

rAxⅢ/bc+c+a/bc+c+a

lAyⅢ/bc+c+a/bc+c+a

lAxⅢ/bc+c+a/bc+c+a


治療後の変化:

 週に1回の施術で、約6カ月後に皮膚状態は完治。汗をかくようになった頃、喜びの声をいただきました。現在も月2回の継続治療中。

H.O 三島市 42才 女

アトピー性皮膚炎

私は3年前から治っていたと思っていたアトピーが再発し、いろいろな病院へ通っても塗薬が増えていくだけでかゆみがおさまる事なく、どんどんかゆみが増してつらい生活を送っていました。その時会社の知人より遠絡療法と言う治療法があり薬を使わないというので通い始めました。首と背中のかゆみがひどかったのが、回数を重ねていくうちに少しずつかゆみもおさまり、今ではほとんどないぐらいになりました。治療も全く苦痛でなく、いた気持ちいい感じで通っています。本当に紹介して頂いて良かったと思います。ありがとうございます。

初診時:絆創膏をあちこちに貼っている

3,4カ月で痒みがなくなりました


参照:

診断学教室 Vol 1

6P 診断の目的は、治療のためである。

診断学教室 Vol 2

26P  アトピー性皮膚炎の発症は視床下部の炎症を裏付ける情報となる。

27P  全身症状としての蕁麻疹 これは主流が遮断され、支流の流量が増した状態として、神経線維の蓄積が病態である。

診断学教室 Vol 3

13P  アレルギー、湿疹は脳下垂体の細胞の蓄積症状である。

診断学教室 Vol 4

21~23P  女児アトピー性皮膚炎

出産時の頸椎の障害により、Atlasの炎症が発生しその為、延髄から間脳まで炎症がおよび、間脳の神経線維が圧迫され、脳下垂体の神経細胞の蓄積症状としてアトピー性皮膚炎が出現したと思われる。

(Dr.KOの解説)

 乳児湿疹は脳下垂体の血液の神経線維の蓄積症状である。

 湿疹が頸周辺の症状の場合はAtlasに問題がありc+aレベルの症状である。

 皮膚のやわらかい部位、肘や膝の裏に出てくる症状は、L4,5レベルの問題である。

 全身症状が出ている場合はc+aレベルとc+dレベルの問題である。

 両肘窩と両膝窩はL4,5のS.C.が中心で、顔面・両手指はAtlasが中心である。

(皮膚乾燥は甲状腺の機能低下症と同様に、胸椎T5より下のS.C.の炎症による圧迫症状と考えられる。)

26P  遠絡療法では免疫疾患の病理病態から分析し、本人にエネルギーをつける事で、治癒または改善させる。

診断学教室 Vol 6

15P  全身アトピー性皮膚炎に自律神経失調症を伴った症例

     体質について 正常と陰陽両虚についての説明

診断学教室 Vol 7

45P アトピー性皮膚炎に対しては遠絡療法で改善できます。顔や頚の場合はc+a、

     指はc+d、膝や肘など全身の柔らかい部位はL4~5を中心に治療していきます。

日本ENRAC医学界誌 Vol 2

54P  細胞蓄積による下垂体機能異常について・・・

柯尚志先生 追悼誌

78P  両肘、両膝窩部アトピー性皮膚炎

      治療 下位脳 L4,5

① 幹:血液の蓄積による発症は閾値の問題であるため(bc+c+a)で取り出す

② 環境:語法、心法により心のバランスを図る

  種:体質の改善

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jmaicmt
jmaicmt
May 30

当日のディスカッションの内容です。

(レコーダーから書き起こしました。

 もし誤りがあればコメントで訂正頂けますようお願いいたします。寺木啓祐)



■澁谷Mr.

治療師という立場からすると常に患者さんを増やしたいと考えています。どのような患者さんが増えることがいいのか考えてみると、なかなか治らないが何とか治る症状、ということでアトピー性皮膚炎の症例を報告します。


当院では喜びの声というのを書いてもらっています。院内の待合室に置いておいて、待ち時間に遠絡療法がこんな症状にも効果があるというのを見てもらっています。さらに治療前後の写真などをとっておくことは、変化の証拠になることに加えて、例えばbc+c+aを同じように行っていてもうまくいく例といかない例があったりする事に対して、自身の手技や感覚と効果を確認するためにも良いと思っています。


■申Dr.

アトピー性皮膚炎の病態には間脳の蓄積はあると思うのですが、SCのL4/5レベルが急に関係してくるというメカニズムはどのようなものでしょうか?


■澁谷Mr.

柯先生に確認したのですが、「もともとそう」ということで詳しくはわかりません。


■申Dr.

SC L4/5レベルは様々なところで関係してきますが、なぜ特別な部位なのでしょうか?


■小泉Dr.

SC L4/5レベルについて、これは完全に私の仮説なのですが、人間の発生においては胎盤から臍帯を通じて胎児の全身に神経や血管が通っています。これがL4/5レベルが全身に関係する一つの理由ではないかと想像しています。人間にとってAtlasが中心であるのは間違いありませんが、L4/5は胎児期の中心だったということから、AtlasとL4/5が中心と考えてよいのではないかと思います。


■堀口Dr.

アトピー性皮膚炎とL4/5レベルについて柯先生は、産道を通るときにはどうしてもL4/5がダメージを受けやすいということと、頸椎レベルとL4/5は、人間の動作の中で捻りが加わりよく動くレベルであることからダメージを受けやすい、とおっしゃっていました。


■申Dr.

頸椎も産まれるときにダメージを受けやすいですね。私も柯先生から、男子は頸が比較的強いが、女子は弱いので特にダメージを受けやすいと聞きました。


■堀口Dr.

今後、無痛分娩や帝王切開、吸引、鉗子の使用の有無などでどのような違いがあるか、統計がとれたらいいかもしれませんね。



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